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短編小説の続きをアップ!

男だ。見た目は地元のおじさんだ。だが非常に怪しい。

奴なのか。私を昏倒させて記憶を混乱させたのは。見れば見るほど怪しいぞ。

間違いない。奴は犯罪グループの一人なのだ。やばい。このままでは非常にやばい。殺される。

恐らく見えない位置にナイフや刃物なりの凶器を忍ばせて、私に隙だらけのように見せて近づき、一刺しするつもりだ。

『aewp\@gupodufpeot9eaaodfadf@aedq.e^\?』

何だ。奴が何かを喋っているぞ。だが当然だが、そんな言語など私にはわからん。通訳はいないのか、通訳。

いるはずもないか。

奴が近づいてくる。危険だ。このままでは一刺しでやられる。

『よせ!私に近づくな。来るんじゃない!やめるんだ!』

しかし男は近づいてくる。く!少しずつ下がるしかない。私はまだ死ぬわけにはいかんのだ!

逃げる。逃げるぞ!よし私の体よ、少しずつだ。

後ろを見せるとやられる。隙を見せたら瞬殺されるかも知れない。よしよし、距離をとってだな…。

…ん?後ろに下がれないぞ。

は!?

後ろを取られただと!いつの間にか私の背後に別の人間が逃げ道を塞いでいる。

やられた。身長二メートルを超える巨体の男が私を冷たい目で見下ろしていた。

ここで私の人生は終わりか。そうか。私も潮時か…。頭の中で走馬灯が走り出す…。そうかこれが走馬灯というやつか。私が覚悟を決めて目を開ける。

すると目の前の男は少し思案した素振りをしている。そして男の口がゆっくりと開いた。

『旦那日本人だろ。さっき躓いて倒れて頭打ったけど大丈夫かい?』

なんだと…!?

私の頭に走馬灯が吹き飛び、今度は稲妻が走った。

『そのでかい奴は私の仕事仲間さ。旦那、観光に来たなら俺が案内するよ?日本語少し話せるよ私。安くしとくよ?』

男がまくし立てる。その時私は全てを思い出した。

あ…そうだ。そうだそうだ。私は一週間前、旅行に行きたいと思い立ったのだ。それで有給を使ってエジプトに観光に来ていたのだ。ただ、それだけだった。

そして俺は言ってやった。

『大丈夫だ。ツアーで来てるからな!』

終わり



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二回に分けて短編小説をアップ!

『狙われたリーマン』

気がついたら目の前にはスフィンクスが私を見下ろしていた。

頭が割れるように痛い。一体何があったかさえ覚えてない。それどころか何故私の目の前にピラミッドがそそり立っているのかさえ不明だ。

記憶がない。ここに来た記憶がすっぽりと抜けている。

記憶がないんだ。記憶がないんだとはどういうこどだ。

全くわからんぞ。ここ3、4日の記憶だけ消えている。私は確か日本でしがないリーマンをやっている男だったはず。

いや間違いなくそうだ。

ふと最近海外の世情がよくないとのニュースが頭に浮かぶ。

これはもしや拉致や犯罪組織絡みの事件に巻き込まれているのか?

それだ。そうに違いない。突然エジプトに来ている理由の説明がそれ以外思いつかない。

後頭部が少々痛むのは、誰かに頭をやられた可能性が高い。しかしどうする。

突然の記憶喪失。そして拉致。こんな事は想定外だ。

落ち着け私。確かに突然の事に動揺するのは分かるが、冷静にこの緊急事態をどうにかしなければ。

しかし暑い。だが服装を見ると、どうやら着替えさせられたのか軽装になっている。いつも着こなしているグレーのスーツではない。さすがに脱水症状で倒れたら問題なのか。

しかし誰だ。私をこんな目に合わせた犯人は。

周りを見ても日焼けした地元の人間しか今はいない。私を陥れるような奴らか判断がつかない。

とにかく帰る事を考えろ。私には接待課長としての仕事があるのだからな。

運が良いのか悪いのか、数日の記憶だけが欠落しているだけだ。それ以外私の身体に異常はない。たぶん…。精密検査は日本の病院でやればいい。

は!?

その時、私を怪しく見る人物の視線を感じた…。

次回に続く!




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今日はちょっと短編小説を載せてみました。昔書いたやつです。

画像はGATAG|フリー画像・写真素材集 1.0のフリー素材パブリックドメインの物を使用しています。
犬


小説です。少し長いですが、興味があればどうぞ。

タイトル『犬の妄言』

誰も信じないかも知れないが、俺はついこの間犬と話をしたんだ。

もちろん動物の犬だぜ。ああ、吠えるあれだ。言っとくが犬井さんとかいう人じゃねえからな。

最初はただの空耳だと自分でも思ったさ。でもそうじゃなかった。犬は俺が言葉を理解していると、わかっていて話しかけてきたんだ。それも随分と馴れ馴れしくさ。

どんな話かって?

大したことは何も。よくある世間話さ。けど会話したことは事実さ。決して俺のイカレタ妄想でもなければ、ただの夢物語でもない。あれは確かに現実だった。

そう、あれはちょうど昼時で、腹が減ったんで何か食いに行くときだった。

俺はいつも通る道を使わず、近道をして近所の若干大きな公園を通ったんだ。

そこは中央に噴水があって、近所のガキどもは噴水公園と呼んでいる場所だ。よくハトが首を前後に振ってたくさん闊歩してやがるあそこだ。

あそこで俺は喋る犬と出くわしたんだ。

奴は最初木の茂みにうずくまっていたんだ。

最初見たときはガキか何かだと思ったさ。だから何してるんだあいつと思いながらも、素通りしようとしたそのとき、泣き声がそいつから聞こえたんだ。

わぁんわぁんと激しく鼻を啜りながら泣くもんだから、しょうがなく近寄って見るとそこには一匹の柴犬がいたんだよ。

俺はガキがいると思っていたのに予想と違うから、じゃあ一体誰が近くで泣いているのかと辺りを見渡しが、人っ子一人いやしない。

混乱している俺をよそにまだ泣き声が聞こえるから、その柴犬を何気なく見るといつの間にか俺を見てやがったんだ。そうして奴は鼻を啜りながらこう言ったんだ。

「ねえ、おびぃさん。一人?」

ああ、びびったさ。正直ちびるところだった。だが俺は冷静になって返事を返してやったよ。

「んだ、ワン公。俺に何か用か?」

ってね。きっとその日の俺は機嫌がよかったんだろうな。

それで俺は奴の話を聞いてあげることにしたのさ。優しいな、俺。

話を聞くと奴のご主人が病気で倒れてしまった。でも自分にどうにも出来ないから悔しくて泣いていた。何か元気にする方法を考えたが出てこなくて、これまた泣いていた。そして腹も空いてきてまた泣きたくなって泣いていた。

とにかく俺は奴の相談に親身になって考えてやった。そうして少ない知恵で考えた結果(そのときは俺も腹が減ってからな)出てきた結論は簡単なことだった。

「そら、お前駄目だろ。側にいてやることが今一番お前に出来ることだろ」

「側にいることが……?」

奴は首を傾げて不思議そうに俺を見やがる。だから俺ははっきりと断言してやった。

「ああ、これは間違いない。俺は犬のことはあまりわからないが、そのご主人は喜ぶだろうな」

「本当に…?」

「本当に決まってるだろ。俺の言うことはまず間違いないな。近所のジョニーの奴もそう言っている」

奴はまた鼻水をぐぐっと啜って、今度は何か決意を決めたかのように立ち上がったんだ。そうして面と向かって俺に言ったのさ。

「ありがとう。僕行ってくる。でもその前にご飯を食べなきゃ!」

その表情は最初に見たときの泣き虫面じゃなく、漢の顔だったな。そうして奴は茂みから這い出して颯爽と去って行きやがったんだ。もう奴には迷いが無くなったし俺も安心したよ。

そのとき俺は腹の底から思ったね。これで美味い飯にありつけるってな。

そうして俺は急いで帰って人間のご主人からドックフードを注いでもらうと、そりゃあもうたらふくと食ったのさ。

終わり。読んでくれてありがとうございました~。

また新しいのを書くかは検討中です。



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プロフィール

あすぴりん

Author:あすぴりん
7歳の時、もやもや病(ウイリス動脈輪閉塞症)を患う。

19歳の時、潰瘍性大腸炎を患う。

現在は2か月に一度病院に通ってる男です。

読書や映画鑑賞、ゲームが好きな九州在住のフリーター。

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